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BABEL


映画「バベル」を観に行きました。
モロッコ起こった銃撃事件がモロッコ、アメリカ、メキシコ、東京の登場人物のストーリーへと繋がっていく。
という映画です。
映画の名前は旧約聖書に出てくるバベルから来たもののようです。

かつて1つの言語で話をしていた人間が神に近づこうとしてバベルの塔を建てた。
しかしそれを神は快く思わずそれぞれに違う言語を話すようにした。
その結果、人々の間で混乱が生じ、世界各地に散らばり暮らすようになったという話ですね。

この映画は国と国との言語、文化、政治の違い。
また、音を失った「ろう者」と人・社会との壁。
「言葉が通じない」「心も伝わらない」「想いはどこにも届かない」
といった所で もがく 人間模様を描いています。
そういった所は私は好きでしたね。
ストーリーは(全体を通して)微妙かな。

ニュースでも問題になっていた映像点滅問題。
確かに長時間(カメラのフラッシュのような)激しい点滅を繰り返すシーンがあります。
あのシーンは私には耐えられませんでした。問題のシーンの9割は目をつぶっていたかな。
その後静かなシーンへと移るんですが、おかげで3分間ほど頭が痛かったですよ。

そんなわけで観に行って損をしたとは感じませんが、もう観ることはないでしょう。