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Oculus GoでSteamVRをプレイする(クライアント手動インストール版)
この記事は **Air Light VR(ALVR)** を使ってOculus GoでPCのSteamVRを遊ぼうというものです。
この後書いた記事の方が導入は簡単
ですが、違いは次の通りです。 **メリット** ・最新のクライアントが使える **デメリット** ・Oculus GOを開発モードにする必要がある ・PCにadbコマンドツールを入れる必要ある と、ちょっと面倒です。 ## 今回使ったもの(ハード)
- Oculus Go - MacBook Pro (15-inch, 2016) OSはWindows10 x64 - AKiTio Node - nVidia GeForce GTX1050 NVENCが使えるGPUが必要ということだったので、GeForce GTX1050を用意しました。 AKiTio NodeというeGPU BOXに入れてThunderbolt3で繋いでいます。
## やること 作業は大まかに説明すると次のとおりです。 1. PCのメインディスプレイの設定 1. 開発者モードの設定 1. PCに開発ツールをインストール 1. Oculus GoにALVRをインストール 1. SteamVRのインストール 1. PCにALVRをインストール・サービスの起動 1. Oculus GoでALVRを実行 1. SteamVRの設定 ## 1.PCのメインディスプレイの設定 これは私みたいに複数のGPUがある人だけが対象です。 私はMacBooxの内蔵GPU(AMD RadeonPro450)、外付けのGPU(nVidia GeForce GTX1050)があります。 このような場合、GeForceをメインにしないとALVRのサービスが上手く動いてくれません。 Windowsの「ディスプレイ設定」(デスクトップを右クリックするとあります)から設定を変更します。
## 2.開発者モードの設定 スマホのOculusアプリからの操作です。 Oculusアプリを起動 → 「設定」 → Oculus Go******(シリアルナンバー)をタップ → 「その他の設定」 → 「開発者モード」 → 「開発者モードのスイッチ」をオンにする。
まだ開発者として登録してない場合、「開発者なろう ocul.us/StartCreatingで登録できます」みたいなメッセージが出ます。 これが出たら、「作成開始」ボタンを押しましょう。Oculusの開発者ページへ移動します。 「
https://dashboard.oculus.com/organization/create
」をクリックしましょう。
その後、開発チーム名を入力する画面が出てきますので、適当な名前を登録しましょう。 開発者として登録できたら、Oculusスマホアプリから開発者モードにチェックを入れることができます。
## 3.PCに開発ツールをインストール 開発ツールにもいろいろありますが、今回はadbコマンドが使えるようにします。 詳しい導入方法は次のサイトが参考になると思います。
もっと簡単!adbコマンドを使えるようにする方法-ダウンロードして解凍してパスを通すだけでOK
https://www.orefolder.net/blog/2017/03/platform-tools/
adbコマンドが使えるようになったら、Oculus GoとPCをUSBケーブルで繋いでみましょう。 そして、次のコマンドを実行してみましょう。 ``` adb devices ``` このような実行結果が表示されました。 Oculus Goのシリアルナンバーと、unauthorizedというワード。
この状態(USBケーブルが繋がったまま)でOculus Goを装着してみると、「このPCを許可しますか?」みたいなメッセージが出ています。 これを許可しましょう。で、もう1度同じコマンドを実行してみましょう。 ``` adb devices ``` unauthorized が device に変わりました。これでOculus Go側にアプリのインストールが出来るようになりました。
## 4.Oculus GoにALVRをインストール ようやくALVRの話です。
https://github.com/polygraphene/ALVRClient/releases/
から、ALVRClient-release-vx.x.x.apkをダウンロード(x.x.xの部分は最新のバージョンの数字に置き換えましょう) で、adbコマンドを使ってALVRをインストール ``` adb install ALVRClient-release-vx.x.x.apk ``` 上手くいけば「Success」と表示されます。
ちなみに、何か理由があってアンインストールする必要があれば、次のコマンドでアンインストールできます。 ``` adb uninstall com.polygraphene.alvr ``` **おまけ** ``` adb shell ip addr show wlan0 ``` ってやってOculus Go側のIPアドレスを控えておき、 ``` adb tcpip 5555 ``` とすれば、USBケーブルを抜いても、 ``` adb connect IPアドレス ``` で接続することができなす。 ## 5.SteamVRのインストール ここでは説明しません。 SteamのサイトからSteamをダウンロード、インストール。 Steamアカウントを持っていなければ作成。 SteamからSteamVRをインストール。 ## 6.PCにALVRをインストール・サービスの起動
https://github.com/polygraphene/ALVR/releases
から、ALVR-vx.x.x.zipをダウンロード(x.x.xの部分は最新のバージョンの数字に置き換えましょう) 適当な場所に展開して、ALVR.exeを実行しましょう。 ALVRが起動したら、 「Start server」をクリック。
すると、勝手にSteamVRが起動し、ALVRのステータスが「Server is alive!」に変わります。
## 7.Oculus GoでALVRを実行 Oculus Goを装着し、「ライブラリ」 → 「提供元不明」 → 「ALVR Client」を起動。
PC側のALVR(server)でOculus Goを検出するので、「Connect」ボタンをクリック。
PCのALVR(server)とOculus GoのALVR(client)で接続が確立されました。 SteamVRでもヘッドセットがトラッキングされている状態になっています。
## 8.SteamVRの設定 ほとんどセットアップできたようなもんなんですが、このままでは視点が低く、地面に埋もれたような感じになってしまいます。 ルームセットアップで高さを設定しましょう。
次へ次へと適当に設定して、「床の位置を定める」のところで高さを設定しましょう。
以上です。
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