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OBS Studioの映像ソースの扱いについて

OBS Classic(旧名称:OBS)からOBS Studio(旧名称:OBS MultiPlatform)に移行する人が増えてきた気がする。
ソースの扱いはClassicとStudioで違ったりするのでおさらい。

この記事では画面キャプチャを使って紹介。




1. ドラッグで拡大縮小(アスペクト比維持)
 ソースの範囲(赤枠)をマウスドラッグすることでアスペクト比(縦横比率)を
 維持したまま拡大縮小ができる。まぁ、これはClassicと同じ。
 状態を元に戻す時は、ソース(この場合だと「画面キャプチャ」)を
 右クリック → 変換 → 変換をリセット


2. Shift + ドラッグで拡大縮小(アスペクト比無視)
 状態を元に戻す時は、ソース(この場合だと「画面キャプチャ」)を
 右クリック → 変換 → 変換をリセット


3. Alt + ドラッグでクロップ
 ソースの範囲(赤枠)をAltキーを押しながらマウスドラッグすることで、
 赤枠が緑になり、クロップ(削る・切り落とす)ことができる。
 直感的に操作できるのはいいが、細かくクロップする範囲を指定できない。
 細かくクロップ値を指定したい時は後述するフィルタを使えばいい。
 状態を元に戻す時は、ソース(この場合だと「画面キャプチャ」)を
 右クリック → 変換 → 変換をリセット
Classicでは範囲指定してキャプチャが出来ていたが、
Studioではキャプチャして範囲指定ってな感じ。


4. フィルタ
 ソースを右クリックするとフィルタというのがあり、ここから様々な
 エフェクトフィルタを追加できる。フィルタについてここでは詳しく紹介しないが、
 クロップフィルタを使うことで3と同じようなことができる。
 OBSStudioのテキストにはOBSClassicにあったスクロール機能はないが、
 スクロールフィルタを使うことで同じようなことができる。


5. ソースは全てのシーンで共有できる
 ソース名はシーン全体で固有の名前でなければいけない。
 下の画像ではシーン1に「画面キャプチャ」という名前のソースがあるため、
 このようなエラーメッセージが表示される。

 別のシーンのソースはこのように「既存を追加」から利用できる。