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Apple Silicon Mac上でmacOSの仮想マシンを作る

 お金をかけずMontereyの仮想マシンを作成するお話。
 動作検証をする上で別環境って欲しくなりますよね。



Macで仮想マシンを管理・運用できるソフトといえばParallelsやVMWareが有名で、M1 MacなどのApple SiliconのMacで仮想化したMacが使えるのは今のところ(2021年11月)Parallelsだけ。

Montereyで追加されたVirtualizationフレームワークを使ってVMが作れるソフトが公開されていたので使ってみた。


必要なもの

  • Apple SiliconのMac (IntelのMacはダメ)
  • OSがMonterey以上であること (Big Sur以下はダメ)
  • Xcode, Command line tools for Xcodeがインストールされていること

macVMのダウンロード

[Code] ボタンから 「Download ZIP」

プロジェクトファイルの編集

展開して「MacVM.xcodeproj」をVisual Studio Code等のエディタで開く。
の部分を
に変更する。2ヶ所あると思う

 

macVMのビルド

次のコマンドでビルドできる。

 ビルド後、「build」の中の「Release」フォルダにアプリができる。

ipswのダウンロード

ダウンロードする。15GBくらいあります。

VMの作成



メニューからSave asを選ぶ 


「Select IPSW and Continue」ボタンをクリックして、ダウンロードしたipswを選択


「Install」ボタンをクリック



インストールが始まる



インストールが終わると黒い画面になる。
右上の再生ボタンみたいなのをクリックすると仮想マシンが起動する。



起動した画面。まずはmacOSの初期セットアップから始まる。