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SIMフリーiPhoneでi モードメールを使う 中編

サーバー設定編
用意するもの

■ docomoの携帯電話
■ iモードに契約
■ iモード.netに契約
■ imoten
■ 転送先のメールアカウント(MobileMeやGmailなど)
■ WindowsやLinuxサーバー

iPhoneに登録するメールアカウントは個人的にMobileMeを推奨します。
もしくはGmailアカウントと、もう1つ何かメールアカウントを用意して登録。
理由は
■ プッシュに対応しているのはYahoo!とMobileMeであるけれど、Yahoo!は安定してないと聞いたし、個人的に好きではない。
■ Gmailや、その他のアカウントはプッシュに対応していない。
■ GmailはExchangeで登録することによってプッシュに対応するが、その場合はSMTPサーバの指定ができない。
■ @docomo.ne.jpとしてメールを送るためには、SMTPサーバーに自宅サーバー(imotenを動かしているサーバー)を指定する必要がある。

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というわけでやり方を紹介。
ここではWindowsを例とします。ウチではLinuxで運用してますが、Windowsの方が説明が簡単なので。

1.imotenをダウンロード&展開
http://code.google.com/p/imoten/
imotenをダウンロード。ここではimoten-1.1.21で説明します。
zipファイルです。適当に展開。

2.imotenの設定
imoten.iniを開き、iモード.netのIDパスワード
転送先のメールアドレスとか送信メールサーバーとかポート番号
その他の設定(絵文字変換とか)は次のサイトを参考にしました。
http://code.google.com/p/imoten/wiki/iPhone_and_Gmail

最後に、imotenがメールサーバーとして動くように設定します。
# imode.net経由で携帯メールを送信
# SMTPをListenするポート番号
sender.smtp.port=12345
# SMTP認証
sender.smtp.user=username
sender.smtp.passwd=password

3.ファイアウォールの設定
imotenのメール送信機能が外部から利用できるようにファイアウォールの設定をします。
先ほどの設定例だと、ポート番号12345番を使うので、
■ Windowsのパーソナルファイアウォール
■ その他ファイアウォールソフト(ウイルスバスターやノートン)
■ ブロードバンドルーター
の設定を確認し、TCP 12345番を開けるようにします。

4.imotenのインストール
binフォルダにある InstallImotenWrapper-NT.bat というファイルをダブルクリック
logsフォルダにある imoten.log を開き、エラーが出ていないのを確認。

サーバーでの設定は以上です。
次回はiPhoneでの設定をご紹介する予定です。

参考ページ
imotenのためにmopera Uメアドを追加し、iモードメール完全自動受信を実現してみる(きょん☆あLabs@はてな)
iPhoneとGmailでの絵文字題名付きメールの送受信(imoten)

【関連】
SIMフリーiPhoneでiモードメールを使う 前編
SIMフリーiPhoneでiモードメールを使う 中編
SIMフリーiPhoneでiモードメールを使う 後編
SIMフリーiPhoneでiモードメールを使う を少し変更