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Mac用にOBSとStreamFXをビルドする


 2021.2.21追記
 今までmacOS版がなかったので、この記事ではMacでもStreamFXが使えるようビルドする方法を書いてますが、これでMacでも簡単に利用できるようになりました。
 追記終わり。

 前にもこんなタイトルで書いたな。それは置いておいて、最近環境をまたWindowsからMacに変えたのでWindows時代に使っていたOBSもこっちで使うようにしようと。最新の機能をいち早く取り入れたいのでサイトでバイナリをダウンロードするんじゃなくてビルドしてみようと。あと映像にフィルタ適用する時にWindowsではStreamFXプラグイン使ってたんでMacでも使えるようにしようと。
 次の手順でStreamFX入りOBSをビルドできる。M1 Macでもbrew(x86_64)を使えば可能。
 


やったこと

 1.ソースコードのダウンロード
 まずはターミナルから以下のコマンドを実行。GitHubからobs-studioとstreamfxをとってきて、streamfxごとビルドするように設定します。

 2.ビルドスクリプトの編集
 StreamFXのamfやnvencを使ったffmpeg encoder部分でコンパイルエラーが出るので、その辺を使わないようビルドスクリプトの修正をおこないます。

 0.9.3以降
 obs-studio/CI/full-build-macos.sh をテキストエディタで編集。
 273行目あたり
  -std=c++17 \ を追加。
  -DStreamFX_DISABLE_ENCODER_FFMPEG_AMF=ON \ を追加。
  -DStreamFX_DISABLE_ENCODER_FFMPEG_NVENC=ON \ を追加。
  -DStreamFX_DISABLE_FILTER_NVIDIA_FACE_TRACKING=ON \ を追加。
  -DStreamFX_DISABLE_FRONTEND=ON \ を追加。
 DCMAKE_OSX_DEPLOYMENT_TARGET の値を 10.15にする。

 以下0.9.2までの方法
 obs-studio/CI/full-build-macos.sh をテキストエディタで編集。
 273行目あたり
  -std=c++17 \ を追加。
  -DStreamFX_DISABLE_ENCODER_FFMPEG=ON \ を追加。
 DCMAKE_OSX_DEPLOYMENT_TARGET の値を 10.15にする。

 3.ビルドの実行