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2021年1月26日火曜日

Macの映像配信で使うビデオキャプチャ選び


 ↑の写真は私が所持しているビデオキャプチャデバイス。全てmacOSでも使える(一部は現在(2021.01.26) Intel Macに対応するが、Apple SiliconのMacには未対応)
 Macでも使えるキャプチャデバイスってたくさんあるけれど、配信で使うには一体どれを選べばいいのか悩む人も多いと思う。予算やキャプチャしたい映像ソースにもよるので、結局は自分で決めるしかないと思うのだけど、この記事で何かのヒントになればと思う。

ビデオキャプチャについて

次のものが使える。上からお勧め順。

  • UVC対応製品(AVerMedia GC553、Elgato HD60 S+等 HD60SじゃなくてHD60S+ね)
  • Blackmagic Designの製品
  • それ以外のMac対応製品(Elgato HD60 S等)

UVC対応製品
 UVCは簡単に言えばWebカメラと同様に扱える製品。知識ない人でも扱うことができる。基本的にドライバ不要、OS関係なく接続すればすぐ使える、広く採用された規格ってすばらしいね。価格はピンキリ、性能も色々。720/60p、1080/30p対応製品なら1,000円くらいで買える。ショップに行ったら店員さんに「UVC対応のビデオキャプチャ」「自分がキャプチャしたい最大解像度(1080p/60など)」を伝えよう。
↓SoundHouse CHD201(1,000円くらいで買える)を使ったサンプル。安いけど音声がモノラル。最大1280x720/60fps もしくは 1920x1080/30fpsのキャプチャになる。
HD(1280x720) キャプチャサンプル

FullHD(1920x1080) キャプチャサンプル

Blackmagic Designの製品
 Blackmagic Designの製品は古くからMacに対応した製品。OBSがOBS Multiplatformという名称だった時から対応していた製品。元々プロ向け、放送用向け製品を扱う会社なので、玄人向けかもしれない。いろんなシリーズがある。
  • ATEMシリーズ
    ATEMシリーズは元々キャプチャーというよりもスイッチャー。最近UVC機能がついたモデルが出て、スイッチング機能のついた便利なキャプチャーデバイスのように使われてる。新型コロナウイルスの関係ですげー売れてる。安いし凄い便利だと思う。ただ今(2021.01.26)のところ4K/60の出力に対応したものはない。
  • Decklinkシリーズ
    高性能キャプチャーボード。最大8Kキャプチャー可能なモデルもある。性能が高いものは結構な値段するが、性能を考えればコスパはいいと思う。MacBookやMac miniなど、PCI Expressがない場合はPCIe Box(Sonnet Echo Expressなど)に入れてThunderboltで繋げば使える。私はDeckLink Quad HDMI RecorderをMac miniで使ってる。モデルによっては映像出力もあり、Decklink output対応ソフト(Davinci ResolveやOBS)から特有の映像を出力することができる。
  • UltraStudioシリーズ
    外付けキャプチャーデバイス。4K/60対応のものもある。結構高い。
  • Intensityシリーズ
    廉価版キャプチャーデバイス。
↓Blackmagic Design DeckLink Quad HDMI Recorder(66,000円くらいで買える)を使ったサンプル。最大4K/60、しかも4入力ある製品。
FullHD(1920x1080) キャプチャサンプル

4K(3840x2160) キャプチャサンプル

それ以外のMac対応製品
 何故かMacの中で利用者が多いElgato HD60Sは専用ソフトウェアで配信、OBSと連携する際はNDIを経由しなければいけない。面倒だし遅延が発生する。複数の機能を連携させるのは導入の難度が比較的高い。トラブル時においても障害箇所特定が難しいことからお勧めできない。あと、AppleSiliconでは対応していない。

音声について

キャプチャデバイスだけで音声も取れるが、経験上、映像と音声がズレたりノイズが入ったりと安定しないことがある。(でもそれは今のIntelアーキテクチャのOBSであって、今後OBSのARM版が出れば解決するかも?)音声が頻繁に安定しないのであれば、音声を機器側で別から出力させるか、HDMIスプリッタ等で分離させ、オーディオキャプチャやミキサーで収録した方が安定する。ただし追加費用がかかるのと、配線が若干複雑になるというデメリットがある。

HDMIスプリッタについて

 映像分配器。厳密に言えばスプリッタって言葉は分岐であって分配という意味とは異なるのだけど、この界隈ではHDMIスプリッタをHDMI分配器として語られることが多い。
 キャプチャデバイスにHDMIパススルーが搭載されていても、色んな理由でHDMIスプリッタを買う人も多いと思うのでこの項目を設けた。
 あまり多くは書きません。これを使ったらこういう結果でした。という画像を載せます。

DAIAD DHD-S12IH
 1入力2出力 4K/60 HDR対応の分配器
 使用結果は次のとおり。
 PS4 Pro
 PS5

BLUPOW VA91
 4入力2出力 切替+分配器 光デジタル出力1系統と3.5mmステレオ出力もあり。
 注意点としてはHDMI出力2つあるうち、HDMI Bの方はLPCM 2chのみ対応なとこ。
 使用結果は次のとおり。ディップスイッチは「下上下下」で設定。
 PS4 Pro
 PS5